今日は僕がトリミングサロンを開業しようと思った理由の3つ目を話そうと思います。

【理由③】トリマーの待遇を改善したい

トリミングサロンの事業計画を立てている際に「人件費はどのくらいに設定すればいいんだろう」という問題に行き当たりました。

そこで、人件費の参考にするために、岩手県内のトリマーに関する求人情報を調べてみることにしました。

人間の髪を切る美容師と同じように、ペットのカットを行うトリマーも給料は安いのではないか?と予想していましたが、予想をはるかに超えた初任給の低さに驚きました。

岩手県内のトリマーの求人条件と待遇

一概に県内すべてのトリミングサロンがそうというわけではなかったのですが、ほとんどのサロンが最低賃金に近いレベルの給料(月額13~18万円程度)で求人募集をしています。もちろん土日出勤が当たり前の勤務体系かつ週5日+αが基本です。

保険や昇給、交通費などについて記載のないサロンも多く、実際には支給しているのかもしれませんが、好待遇とは言い難い印象を受けました。

なぜトリマーの待遇が悪いのか

専門学校を出て資格を持っているのに、なぜ何も資格を持たない営業職よりも求人条件が悪いのか、トリマーの資格を持たない僕はとても不思議に思いました。

実際にトリマーの資格を取ろうと思ったら、基本的にはきちんと専門学校で勉強をする必要があって、なおかつ就職するとなれば、きちんと学校を卒業しなければいけません。

それにも関わらずなぜトリマーの初任給が安い上に、休みも少ないのか。

トリミングサロンの決算書情報の平均値や全国のトリミングサロンのアンケート結果を集めてみた結果、原因は1つしかありませんでした。

全ての原因は「トリミングやグルーミングの単価が安すぎる」ということです。

1頭のトイプードルを対応するとして【2時間の所要時間/6000円前後(売上)】とすると、サロンを運営していく上で、人件費に充てられるのは【1時間あたり/1000円(売上の1/3)】ということになります。

つまり1時間1000円×8時間=8000円×月21日勤務(週5日)=16万円(月額給与)となり、初任給の額とほぼ同じ数値を導き出すことができます。

全ての勤務時間をトリミングに費やすことは中々ないと思いますが、オプションやペット用品などのサイドビジネスを行っていることを考えると、上記の数値に近いものになるのではないかと考えられます。

さらに、トリミングサロンはチェーン店が少なく、基本的には個人のオーナートリマーさんが経営も施術も行っている場合が多いため、経営面での仕事+施術をしているオーナートリマーさんの報酬は当然ながら大きくなります。その分、従業員の給料は低くなりますが、これは当たり前のことで、責めるべきことでは一切ありません。

どのようにトリマーの待遇を改善するのか

現時点では賃金テーブルを作成途中のため、明確なことを書くことはできませんが、現時点での構想として下記の3つのお約束を考えています。

①初任給20万円以上+各種保険完備

これは最低限度の給与保証で、現時点で作成している事業計画では、初任給から25万円支給できるように計画を作成しています。社会保険は完備した上、業務上でのお客様とのトラブルや賠償責任についても会社負担で保険を付帯します。万が一があった時の保険も会社負担で加入します。

②店長はおきません

店長がやるべき雑務はすべて僕が行います。実際には名目上の店舗責任者が必要になりますが、店長という肩書は作りません。働く人みんなが同じ立ち位置でお仕事をして頂きます。

③月20日勤務+毎週土日のどちらかは休み

月20日勤務で考えると、年間休日は124日になります。土日祝日休みのカレンダー通りの会社とほぼ同様の休み日数になります。さらに土日のどちらかは休んでもらえるようにシフトを組みます。

※上記が現時点で構想している最低限の僕のお店での待遇です。

僕がトリマーの待遇を改善できる根拠

他のサロンができていないのにできるわけないと思われる方も多いと思います。

まだオープンまで半年以上あるので、今日は明かすことはできませんが、今後少しづつ明らかにしていきます。

【終わりに】

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

3つの理由の中で、今回の理由が一番熱く語れたのではないかと思います。笑

トリマーさんはもっとリスペクトされるべきだし、オーナートリマーさんはもっとリスペクトされるべき存在だと思っています!

明日は僕の中でのペット関連事業におけるゴールを発表してみたいと思います!

それでは、また明日!

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